愛のMelody【完】
だけど、一歩が踏み出せない


剣都に会えるのはこれが最後かもしれない


そう思うと、あまりに辛くて苦しくて自分から立ち去れない


「華音…?どうしたの…?」


「あの…わたし……」


銀河に何を言いたいのだろう……


支えると決めたはずなのに


「華音、俺明後日には日本に帰るから」


「え………」


「親父との約束なんだ。

だから、日本に戻ればもう華音には会わない」


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