愛のMelody【完】
剣都はそのままどこかへ歩いていった


残された私たちも帰ることにしたけど、その帰り道はお互い無言だった


そして部屋に入ると今までにないくらいの強さで抱きしめられた


「かのん……

どこにも…行かないでくれ……」


銀河の悲痛な叫び


「……ごめんね」


「なにも、なにも言わないで…。

俺には華音が必要なんだ…。

華音がいなきゃ…」


「…うん。

そばにいる……」


もう銀河を傷つけたくない


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