愛のMelody【完】
だけど、心は晴れないまま


銀河を傷付けてまで剣都に飛び込む勇気も


剣都を忘れて銀河を好きになる自信も


今の私にはない…


家に帰ってからもずっと考えていた


だけど、考えても考えても答えを出せず時間だけが過ぎていく


「華音、ちょっといいか?」


翌朝、太陽の電話で目覚めた私は上着を羽織り家を出た


「こんな早くにどうしたの?」


「ちょっと…話があって」


「話?」


神妙な顔つきの太陽に胸がざわつく


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