愛のMelody【完】
一向に決まる気配のない伴奏者


クラスもザワザワとし出す


「あの!」


一人のクラスメートが手を挙げた


「やってくれるの?」


先生が嬉しそうな顔をする


「あ、いや、俺じゃなくて。

鈴谷さん…

ピアノ弾けるんじゃない?」


「えっ?」


そのクラスメートは私の方を見ながらそう言った


わ、わたし…?


何で?


話したこともないクラスメートなのに


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