ラブゲーム
杏子にはきっとかなわない。久しぶりにあって思ったことは杏子は人をよく見てる


「杏奈と太陽はくっつけて良かったよね」


「杏子は……」


自分の事のように話す杏子は太陽と杏奈が付き合えてほんとに嬉しいのか?


「何、杏子は辛くないのかっていいたいのかブラコン」


ニコニコしながら腕を組んでそうだろ?とまるで挑発的だ


杏子のクリッとした瞳に見られると俺は硬直してしまう


「言ったじゃん、今は好きな奴がいるって」


あ、そうか。
でもきっと俺ではないと思う


誰何ては聞きたくねー


「誰かおしえてやろうか?」


「遠慮しとく」


道に設置してあったゴミ箱にイチゴオ・レのパックを捨てる


「なんだよ、照れるな」

「照れてねぇ」


今はちょっと本当に泣きそうだ。
好きな奴の口から他の男の名前何てききたくねぇから
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