心
ガヤガヤとうるさい教室。
なぜなら、今は席替えの真っ只中。
「げー、教卓の前最悪っ!ねぇ、席どこになった?」
仲のいいダチと話す女子。
「廊下側!!離れちゃったねぇ。ショック」
嘘つけ。離れれたこと、喜んでるだろ。
どうして、無理してつるもうとするのだろう。
1人が、怖いのだろうか。
嫌というほど聞こえてくる心の声を聞きながら、思った。
「優心、どこになった?」
「窓側から二番目」
「隣。当たりじゃん」
耳打ちする、男子。
「なんで」
「だってメッチャ美人じゃん、あいつ」
俺は視線を窓際に移す。
そこにいたのは、まだ話したことのない、
宮崎雫〈ミヤザキシズク〉がいた。
この席替えが、はじまりだった…。
なぜなら、今は席替えの真っ只中。
「げー、教卓の前最悪っ!ねぇ、席どこになった?」
仲のいいダチと話す女子。
「廊下側!!離れちゃったねぇ。ショック」
嘘つけ。離れれたこと、喜んでるだろ。
どうして、無理してつるもうとするのだろう。
1人が、怖いのだろうか。
嫌というほど聞こえてくる心の声を聞きながら、思った。
「優心、どこになった?」
「窓側から二番目」
「隣。当たりじゃん」
耳打ちする、男子。
「なんで」
「だってメッチャ美人じゃん、あいつ」
俺は視線を窓際に移す。
そこにいたのは、まだ話したことのない、
宮崎雫〈ミヤザキシズク〉がいた。
この席替えが、はじまりだった…。