秘密。
大手さんは長蛇の列になるから、他の所へ行く事が出来ない。だから、友達に他の所の本を購入してもらう。
それもまた楽しい。
けど、今の私にはちょっと、笑顔をするのが辛い…。
大手さんのスペースに行くと、そこはすでに50人以上並んで開始の時間を待ってる。
私も慌てて、最後尾に並んで時間になるのを待つ。
50人ぐらいだったら、余裕で友達の分も買えるわよね?
私は、頼まれた本のリストをカバンから取り出して確認。
かなりの人気の人だから、すぐに私の後ろにも人が並びだした。
並んで待っている間、周りの会話が怪しげな話ばっかり。
まぁ、私も怪しい話は嫌いじゃないけど…むしろ…好き、かも…。
でも今は、それにのれない。
頭の中ではシノブ君の事でいっぱいだった。
昨日もっと話が出来れば話してた。