忘れたくない恋【完】
あたしは警戒心丸出しで
ムスッとした顔で言った。
荒川
「おー!!君が満月ちゃん♪
噂通りくっそ可愛いやん!!」
はいっ?
何をゆってらっしゃるの?
噂?ないない…
可愛い?ないない…
だいたい噂って何なの?
あたしは黙り込み頭の中で
自分の世界に入っていた。
あたしの目の前でペラペラ
喋り続けている荒川くんの
事なんかそっちのけにしていた。
荒川
「満月ちゃん?聞いてる?」
満月
「あっはい…すみません、
聞いていませんでした…」
そう言うと荒川はため息を
吐き、また喋り始めた。
荒川
「だーかーら、俺と付き合って!」