忘れたくない恋【完】


あたしは警戒心丸出しで
ムスッとした顔で言った。



荒川
「おー!!君が満月ちゃん♪
噂通りくっそ可愛いやん!!」



はいっ?
何をゆってらっしゃるの?

噂?ないない…

可愛い?ないない…


だいたい噂って何なの?



あたしは黙り込み頭の中で
自分の世界に入っていた。




あたしの目の前でペラペラ
喋り続けている荒川くんの
事なんかそっちのけにしていた。




荒川
「満月ちゃん?聞いてる?」



満月
「あっはい…すみません、
聞いていませんでした…」


そう言うと荒川はため息を
吐き、また喋り始めた。





荒川
「だーかーら、俺と付き合って!」






< 125 / 160 >

この作品をシェア

pagetop