忘れたくない恋【完】
「ねぇ、貴女が翼の彼女さん?」
香水の匂いがすごく強烈で
目はパンだ並みに黒く、髪も
茶色で、ギャルギャルしい
女の人にそう聞かれた。
なんか、この人の瞳………
すごく冷たい。
ちょっと怖いなぁ...。
でも有美は妊婦さんだから
迷惑かけられないし……。
満月
「はい、そうですけど?
どなたですか?」
あたしは堂々と言い切った。
するとギャル女はニヤリと笑い、
急に誰かを呼び出した。
「おーい!やっぱりこの子だったよ」
すると周りからギャルが二人来て
あたしは囲まれた。
翼は丁度タイミングよくあたしの分の
ジュースと翼の分のジュースを
買いにいってくれていた。