忘れたくない恋【完】
着いた所は人気の少ない所だった。
「あんたさ、翼とまぢで
付き合ってんの?」
ギャル女の一人が問いかけてきた。
満月
「はい。付き合ってますよ」
あたしも負けじと言い返す。
すると、よっぽどあたしの
態度が気に入らなかったらしいのか
女の目付きが変わった。
「あんたってうざいね、
翼と別れてくんない?」
嫌だ、絶対に嫌だ。
殴られてでも蹴られてでも
翼だけは譲れない!!!
満月
「嫌です。」
「はっ?あんた意味わかってんの?」
もう一人のギャルが口を開いた。
「あたしらさ、翼と一緒の高校
なんだけどさ、翼にかなり
尽くしてんのに全く相手に
してくれないの、それって
あんたが原因ぢゃん?」
「毎日毎日仲良く駅まで
登校までしてうざいよ」
あたしは三人のギャルから
言われるがままにけなされる。