忘れたくない恋【完】
翼 side...
俺は今日、友達から誘われて
地元の祭りに来ている。
屋台を回り、友達と楽しく笑いながら
他愛のない話しをしては笑っていた。
そんな時、前方から歩いてくる
女の子に目が離せなくなった。
翼
「!っ………………。」
ビックリした。
驚いて名前を言いそうになった。
けど俺ってやっぱどこまでも
意地っ張りだわ。
驚いたくせに……
正直嬉しかったくせに……
なに食わぬ顔をして通りすぎた。