忘れたくない恋【完】
さかのぼること今年の2月。
寒さもまだ抜けていない時期。
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2月14日
満月
「ごめーん!!
服選びに時間かかっちゃって…。」
菜奈
「全然いいよ!
気合い入ってるねえ~♪
うちまでわくわくする!」
満月
「ドキドキ半端ないよ!」
菜奈は翼の幼馴染みで松永家とも
仲が良くて菜奈と仲良くなって
あたしも松永家と仲良くなった。
菜奈の家と翼の家は隣だから
今まさにあたしは翼ん家の真ん前!
満月
「うぅ~。ドキドキがやばい~」
菜奈
「頑張るんだ満月!」
あたしは座り込んでうなされてから
勢いよく立ち上がった。
満月
「よし!行ってくる!!」
菜奈
「切り換えはやっ!!
まあ頑張ってこい!!」
あたしはスタスタと歩いて
翼ん家の玄関の前で一息ついて
インターホンを鳴らした。
ピンポーン―――……