雫-シズク-
過去。
ぼんやりと目を覚まして、ぼうっとした僕はむくりとベットの上で起き上がった。
……何時だろう?
いつもなら学校にいる時間だから体が少しだるいけど、頭はすっきりしている。
二段ベットから部屋を見下ろすと、僕の机の上にトレーに乗ったおかゆが置いてあった。
枕の横の目覚まし時計は11時半だ。
もうすぐお昼の明るいベットにいるのは初めてで、なんとなく変な気持ちで部屋の中をじっと見る。
「起きたか?食う物あるけどもう昼飯だし、どうする?」
もそもそ動く僕に葵さんの声だけが聞こえてきた。
……何時だろう?
いつもなら学校にいる時間だから体が少しだるいけど、頭はすっきりしている。
二段ベットから部屋を見下ろすと、僕の机の上にトレーに乗ったおかゆが置いてあった。
枕の横の目覚まし時計は11時半だ。
もうすぐお昼の明るいベットにいるのは初めてで、なんとなく変な気持ちで部屋の中をじっと見る。
「起きたか?食う物あるけどもう昼飯だし、どうする?」
もそもそ動く僕に葵さんの声だけが聞こえてきた。