雫-シズク-
「じゃまくさくて、捨てられた……?」
そうつぶやいたあと、僕はさっき食べた夕ご飯を思いっきり吐いた。
何回も続けておこる吐き気で体中ががくがく震えて、椅子に座ったまんまお腹の中の物をばしゃばしゃ吐き出した。
そして息も吸えないくらい口からあふれるたくさんの液体と、お腹の真ん中をぎりぎりしぼられる痛さに怖くなった僕は。
女の子みたいに高くて死にそうな叫び声をもらしていた。
どんどん出る物がなくなっていっても体は吐き続けて、見たこともない黄緑色の液体まで出てきた。
頭の中がきんきんして、となりにいた亮くんがなにか騒いでいるけどよくわからない。
「うげぇっ、ごぶっ、がはがはっ」
すごくすっぱい味でむせた僕は、熱くてこげそうな胸とのどを引っかいて、とうとうくさくて生あたたかい物の上にばしゃんと倒れてしまった。
そうつぶやいたあと、僕はさっき食べた夕ご飯を思いっきり吐いた。
何回も続けておこる吐き気で体中ががくがく震えて、椅子に座ったまんまお腹の中の物をばしゃばしゃ吐き出した。
そして息も吸えないくらい口からあふれるたくさんの液体と、お腹の真ん中をぎりぎりしぼられる痛さに怖くなった僕は。
女の子みたいに高くて死にそうな叫び声をもらしていた。
どんどん出る物がなくなっていっても体は吐き続けて、見たこともない黄緑色の液体まで出てきた。
頭の中がきんきんして、となりにいた亮くんがなにか騒いでいるけどよくわからない。
「うげぇっ、ごぶっ、がはがはっ」
すごくすっぱい味でむせた僕は、熱くてこげそうな胸とのどを引っかいて、とうとうくさくて生あたたかい物の上にばしゃんと倒れてしまった。