約束の恋
俺、赤里 慧にはストーカーという名の幼なじみがいる。
幼なじみの名は――
「けーいーくーん、おはよっ!!」
紅林 癒亜。
こいつは朝から凄く元気で低血圧な俺にとって
かなり ウザい。
おまけに猛突進してくるものだからさらにってやつ。
挨拶し、恒例の突進とも言えるダイブを済ませ、俺の腕に絡ませる。
「お・は・よ、慧君♪」
「……はよって!お前……朝から突進してくんなって、いつも言ってんだろっ。つーか、その手を離せ!!」
そう俺は怒鳴りながら、呆れながら癒亜から腕を振りほどく。