非運日常
1
いつも通り親友と2人、屋上で喋る
ああ、今日も風が強いなあ・・・・
「誉(ほまれ)・・・・・」
「なあにー」
私はこうやってボーっとしている時間が好きだ
時折、いつの間にか私に親友クンが抱きついてくるけど、そんなことはどうでもいい
だってこの人、ホモだし
今日も今日とて親友の 灰祀(かい まつり)に膝の上で抱きしめられながら、ボケーっと私は油断していた
この人は言わば私のことを何でも知っている人
同時に私も、この人のことを知っている訳ですが
ああ、例えばですね、元彼(?)
ん?これって彼になるの?彼女になるの??
そういった世界に全然興味がないので分からない
< 1 / 35 >