非運日常




「大丈夫、不安になるな。俺はいつでも誉の傍にいただろ?」

「う、うん」

「これからも傍にいてやるから、なあ・・・・・」


そしてまた、私を力強く腕の中に閉じ込めて


「俺と付き合えよ」


結局私は、大好きな親友と


「うん」


誘導尋問に弱いらしい


何のためらいもなく返事をしてしまったその瞬間

自分の仕出かしてしまった出来事にハッとして目の前の彼を見る



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