非運日常
恋人です
「そりゃあアンタの自業自得だわ」
「や、やっぱり・・・・?」
目の前でミルクティー色した長い髪がさらさらと揺れる
甘い容姿のクセに彼女は、毒舌だ
「そろそろ灰が告白しに行くんじゃないかと思ってた」
2番目に仲の良い友達、雨原星良ちゃん
お兄さんが、確か宏佑兄ちゃんの先輩さんだって言ってた
「相変わらずせーらちゃん、祀のこと嫌いだよね」
「そういう灰は相変わらず独占欲が強くて誉のこと好きだよね」
しかもべったり
嫌そうに顔を歪めて呟いた彼女のセリフを聞いて、祀って本当に結構前から私のことを好きだったんだなあって再確認してしまった
それを否定して欲しくて相談したのに