非運日常




耳元でうわごとのように私の名前を呼んで、好き好きを繰り返す
(しかも甘い声というオプション付きで)

どうしよう

まいった。

この人、こんなキャラだったか?


とりあえず告白してもらった手前、膝の上に乗っているという状態は危ないしオカシイから退こうとした瞬間


「―――ぅわ!!!!」


あ、ぶなあああああ!

思いっきり腰を掴まれ、また祀の身体に寄りかかる体勢に


「ダメ。俺のトコ以外行くの禁止」


いや、本当に君は誰ですか



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