非運日常



思考回路がストップしかけた私、気づきます

そうだ、本人から直接聞けばいいんじゃない!

それこそが馬鹿な考えだったのです


「アンタ、ホモじゃなかったっけ?」


告白されたとき、妙な違和感が私の胸を過った

だってさ、散々祀の恋愛事情を見てるんだよ?

惚気だっていっぱい聞かされたし、デートって何処行けばいいのとか、服装は?とか、何を上げたら喜ぶのか、なんてまるで女子同士の恋バナのようにも盛り上がっていたんだ


それがね、蓋を開けたら私を好きですって

頭着いて行かないっての!!


「誉、相変わらずだね。まあそこも可愛いけど」

「ぐっっ」


くそう。何処が好きなのかを聞いたワケじゃないのに、とんだダメージを喰らってしまった


< 8 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop