私の片想い事情 【完】
キスなんて中学の淡い交際相手と、酔っ払った時に隼人の寝込みを襲ったときの軽いお子様チューしかしたことがない私はテンパりまくりで。
そんな私にかまわず瀧川君は容赦なく舌を絡めたり、唇に吸い付いたり、あれこれしてくる。
もう、私はどうしたらいいのか分からなくて、このエロ美少年のされるがままに身体を預けていた。
でも、唇ってこんなに柔らかいの?
きもちいい、なんて初心者の私ですら思ってしまうから、瀧川君はキスが上手いんだろう。
アレ?私ってこんな軽い女だった?
隼人が相手じゃないのにきもちいいなんて。
舌同士を絡めるって気持ち悪いと思っていたのにこんなに気持ちいいんだ……
混乱しながらも、頭の中では、「へぇ~これがでぃーぷキスってやつ?」って考えていると、何度も角度を変え奥深くまで吸い付かれたりする。
段々と頭の中がしびれてきて、からだがふにゃふにゃになる感じ?
もう訳わかんない。