SWEET&BITTER LOVE~シークレット・シェアリング《続編》~
「!!?」


苗字を頼りに、母の墓を探す。


母の墓の前に立つ人物に俺は一瞬、息を飲んだ。



藤ヶ谷社長?


俺は手から力が抜け、持っていたバケツをその場に落としてしまった。


バケツの水は零れ、乾いた地面を濡らしていく。



「君は?…佐久間君…」



「どうしてあなたが母の墓前を…?」


「・・・この街には昔…取引先があって、よく来ていたんだ…」


「えっ!?あ…」


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