~ angel letter ~
「かっこ良くて、優しい彼氏に宜しくって」

「ふうん。俺、その手紙の主に会ったことあるっけ?」

 ふふっと笑い、私もそっけなく応える。



「面識は無いと思うわ」

「そうか。でもそいつ、いい奴じゃん。喉乾いた」

「今コーヒー入れるね」

私がいつものようにキッチンへ向かうと、ぱちっとテレビが付く音がした。











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