貴方は私の―――



そこに書かれていたのは、


『ちょっと散歩に行ってきます』


という一言。


「なぁんだ、これだけか……」


そう思いつつ、ルーズリーフを机に戻そうとして……


『どうして私……

バースデーカードだと勘違いしたんだろう……?』


突然頭の中に閃いた疑問に、また心臓がうるさく騒ぎ出した。



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