貴方は私の―――



しかも私は、振るわれる暴力の全てを『しつけ』だと信じていた。


お母さんは、私が悪い事をした時にしか暴力を振らなかったから。


そして何より、大人である母さんが、


「これはしつけ。


あんたが悪い子だから、直すためにやってるのよ」


そう、言ってた。



< 129 / 189 >

この作品をシェア

pagetop