貴方は私の―――



「――――――ッ!!!!」


今度こそ、本当に絶句した。


駿の靴が無い玄関の光景が、頭の中でフラッシュバックする。


体はガタガタと震え、手からカードが滑り落ちた。


「…ぁ……あ………っ」


頭から冷水を被ったような、嫌な感覚が全身を駆け抜ける。



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