貴方は私の―――



その場にぺたん…と座り込むと、フローリングの冷たさが太ももに触れた。


その感覚で、これが夢じゃない事を理解する。


これは…………現実。


でも。


「う、嘘………でしょ?」


呆然としながら、どうしても……呟いてしまう。


現実が信じられなくて。


信じたくなくて。



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