貴方は私の―――



私はずっと、一人暮らし。


そのはずなのに、二人ぶんの食器があった。


着替えも、女性用の服しか持ってないはずなのに、


買い物に行かなくても困らないくらい、男性用の服が家にあった。


しかも、駿にピッタリなサイズの物ばかり。


…………そっか。


帰ってきて、くれたんだ。


思い出の中の駿と、私の前にいる駿が重なって、



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