貴方は私の―――



最後の問い掛け。


声は、また震え出していた。


けど、


「――――もちろんだ」


その言葉を聞いた瞬間、駿以外の全てがどうでもよくなった。


「……わっ私、駿のお嫁さんになりたいな」


そう言う私を、駿が後ろから静かに抱き抱えた。


淀みない動作で、ベッドへと連れていかれる。



< 172 / 189 >

この作品をシェア

pagetop