貴方は私の―――



だから………今日。


私は、駿と一緒にこの家から出て行くことにした。


行き先は、『隠れ里』。


そこに住む人は全員が吸血鬼で、駿曰く


『吸血鬼になったら、一度あの里の長に挨拶しなきゃならないんだよ』


…………らしくて。


駿も場所を知ってるらしいし、とりあえず行ってみようって話になったんだ。



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