貴方は私の―――



……って、見とれてる場合じゃない!!


窓から見える空は夕焼け。


そろそろ……出発する時間。


「……行く?」


「んー……梨乃がいいなら」


駿はそう言うと、私に回した腕をほどいた。


そしてそのまま、玄関へ直行。


…………。


………………………ん?



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