貴方は私の―――



「あぅ………あ、あのっ!!」


勇気を振り絞る私の目の前には、


「ん?……どうかした?」


余裕綽々な顔をした男の笑顔。


どうかした?じゃないっ!!


そう文句を言おうとしたら、


「襲っては、いないデショ?」


さらりと先手を打たれる。



< 35 / 189 >

この作品をシェア

pagetop