貴方は私の―――



「…………しゅ、ん……」


「……ん?」


「………おやすみぃ…………」


「……………おやすみ」


私は、駿の腕の中で


静かに意識を手放した。




彼の体が不自然に冷たいことに

気付かずに―――…。




< 38 / 189 >

この作品をシェア

pagetop