貴方は私の―――



重い荷物と溜まる疲労にため息をつきつつ、たどり着いたマンションへ入ろうとした瞬間。


「ねぇ」


後ろから声をかけられ、肩をポンと叩かれた。

だから私は、反射的に返事をしながら振り向いて、


「はい? …………っ!?」


思わず絶句した。



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