貴方は私の―――



ものすごく重々しい口調で言う私に対して、


「当たり前でしょ。何年親友やってると思ってんの」


何を今さら、といった顔で軽く承諾する透香。


………なんだか、とても頼もしく思える。


あ、でも。


私と駿の関係は、ちゃんと理解してもらえないと誤解を招く可能性があるから……


「話、長くなるけど……いい?」


恐る恐る尋ねると、


「別にいいけど」


瞬時に頷いた。



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