変身願望~恋する瞳~
家の前まで行くと、

桃香が、門の壁にもたれていた。

「桃香」

名前を呼ぶと、ゆっくりと、

オレの方を向いた。


「瞬」


「少し話そう」


小さく頷いた桃香。

・・・

桃香と別れるなんて、

オレにはできない。

こんなの桃香のことが好きなのに。
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