たった１つのラブレター

優人side

「優人、おはよ－!」
「はよ。」

「ねぇ、優人聞いた?」
「何を?」

いつものように、よりたかってくる女子。
別に俺は、普通の友達としか見ているつもりはない。

恋愛とか、いまいち分かんないし
まず、恋愛自体興味がない。

何で、女子はこうキャーキャーうるさいのかなぁ・・・

「あの、同じクラスの佐倉さん!
すっごい、暗いんだけどすっごいモテルんだって!
クラスの男子の半分は、好きって噂（笑）」

「暗い？」
「うん。何かね・・・
誰とも話そうとしないの。
何か、話しかけずらい空気が出てるっていうか・・・」

「ふ－ん。
そいつ、下の名前は？」

「う－ん…。
何だったかなぁ??
まゆ、だったかなぁ?」


－佐倉　まゆか…－