ワケアリ同居っ!?
明かりがついてる家
ーーーー17:00ごろ
キーンコーンカーンコーンと
下校を知らせるチャイムがなり
お喋りを中断させ帰ることにした。
「夢咲くん…」
突然口を開いた珠理奈。
「は?あんたまさか…」
「好きになっちゃった////」
まさかとは思ったけど
信頼してた珠理奈まであっち側の
人間になったのか…
「珠理奈まで…」
「すごい優しかったんだよ?」
男なんて最初は誰でも優しいよ。
ていうか王子なんか
優しくしなれてるよね?
やっぱ単純。
「あ、もうこんなとこだ。」
「ほんとだ!!じゃあね!!」
「バイバイ…」
珠理奈と別れて
茶色の屋根の建物に入る。
今日は明かりがついてるから
お母さんいるのかな?
「ただいまー」
「おかえり~」
…ん?
明らかに
お母さんではない声…
お父さんよりも
高い声で…
まさか泥棒?
いやいや泥棒がおかえりなんて
いうはずないよね。
まぁとりあえず
リビングにいってみよう。
「ただいま…?」
「おかえりなさい。ヒナちゃん」
「おかえり、ヒナちゃんっ」
「おかえり、ヒナ」
リビングには見慣れない顔
の三人がいた。
でも見覚えあるぞ?
え…嘘…
まさか…
もしかして…!?
「三色王子…?」