ワケアリ同居っ!?

明かりがついてる家





ーーーー17:00ごろ


キーンコーンカーンコーンと
下校を知らせるチャイムがなり
お喋りを中断させ帰ることにした。


「夢咲くん…」


突然口を開いた珠理奈。


「は?あんたまさか…」


「好きになっちゃった////」


まさかとは思ったけど
信頼してた珠理奈まであっち側の
人間になったのか…


「珠理奈まで…」


「すごい優しかったんだよ?」


男なんて最初は誰でも優しいよ。
ていうか王子なんか
優しくしなれてるよね?

やっぱ単純。


「あ、もうこんなとこだ。」


「ほんとだ!!じゃあね!!」


「バイバイ…」


珠理奈と別れて
茶色の屋根の建物に入る。


今日は明かりがついてるから
お母さんいるのかな?


「ただいまー」

「おかえり~」


…ん?

明らかに
お母さんではない声…

お父さんよりも
高い声で…

まさか泥棒?

いやいや泥棒がおかえりなんて
いうはずないよね。

まぁとりあえず
リビングにいってみよう。


「ただいま…?」


「おかえりなさい。ヒナちゃん」


「おかえり、ヒナちゃんっ」


「おかえり、ヒナ」



リビングには見慣れない顔
の三人がいた。

でも見覚えあるぞ?

え…嘘…

まさか…

もしかして…!?


「三色王子…?」


< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop