理想の瞳を持つオトコ ~side·彩~
なぶられ続ける秘芯に、甘い痺れが充満して…

もう爆発してしまいそう。


「お願い…
もう焦らさないで…」

重なる唇の合間に、懇願の言葉を流し込む。


「さっき『嫌や』言うたんは、誰やったかなぁ?

何度教えても『イヤ』やの、『ダメ』やのばっかり言うてる、物覚えの悪い子ぉには…
お仕置きが必要や思わへんか?」

ニヤリと笑うイッセイは、私の体を反転させると…

片手で纏めた私の両腕を、縫いつけるようにタイルの壁に押し付けて、私の躰を押さえ込む。


恐る恐る、首だけ振り返ってイッセイを探すと…

私のワンピースの…

背中のジッパーを啣えた唇が、腰に向かって降りてくるのが見えた。


背中を割ったジッパーの隙間から、差し込まれた右腕が…

胸の膨らみへと延びてきて…

蕾を摘むように、いたぶられる。


「ひっっっ、はぁぁぁん」

痛みが走ったと思った瞬間…

直ぐに優しい手つきに変わり…

甘い痛みを伴う、快感へとすげ替えられる。


「お願い…
イジワルしないで」

縋るように見つめる私の、下着を下ろしながら…

「アカン…
その顔、めっちゃそそられる」

両腕を自由にされ、もう一度、深く舌を深く絡められる。


躰を反転させて向き合い、下着を取り去ると…

右足を抱え上げられ…

熱い、熱い、イッセイの欠片に貫かれた。
< 144 / 151 >

この作品をシェア

pagetop