理想の瞳を持つオトコ ~side·彩~
レースの刺繍部分に惹かれて買った下着は、溢れる蜜を吸って、もはや体をなしてはいない。
掌や指先は、自由に内腿を泳いで…
緩くて甘い刺激をもたらす。
イッセイの長くて綺麗な指が…
私に与えてくれる、繰り返される甘い刺激を…
目を閉じたまま、受け入れていると…
チュッっと、おでこにリップ音が響く。
「目ぇ開けて。
ちゃんと俺のコト見とき。
今、アヤを抱いてる男が俺やて感じて」
切なさを映した瞳で見つめてくる、イッセイ。
「ちゃんと…わかってる…
イッセイだって…わかってる…」
ただ、必死に声を上げて…
イッセイのシャツの胸元にしがみつく。
熱に潤む泉に潜り込んだ…
長くて綺麗な指から繰り広げられる、初めての感覚に…
「ああっっっ…
ダメダメダメダメダメ…
やだ、いや、やめて」
しがみつく腕に力を込めて、首をぶんぶんと振る。
さすがに本気の抵抗だと気づいたイッセイが…
「どないしたん?」
額に張り付いた髪を梳き…
労るように、優しく見つめる。
イッセイと目が合う、ただそれだけで…
愛しい切なさが込み上げる。
「怖いの…」
「怖い?何がや?」
「何か…来そうなの…
快感に…飲み込まれてしまいそうなのが…怖いの…
でも…止められたら辛いの…」
涙目で気持ちを言葉にすれば…
驚いたように目を見開いていたイッセイの顔が、優しい微笑みへと変わり…
「俺に捕まっとき。
安心して、身を任せて大丈夫やから」
そう言って…
生まれて初めて見る、真っ白な世界まで…
私を運んで行った。
掌や指先は、自由に内腿を泳いで…
緩くて甘い刺激をもたらす。
イッセイの長くて綺麗な指が…
私に与えてくれる、繰り返される甘い刺激を…
目を閉じたまま、受け入れていると…
チュッっと、おでこにリップ音が響く。
「目ぇ開けて。
ちゃんと俺のコト見とき。
今、アヤを抱いてる男が俺やて感じて」
切なさを映した瞳で見つめてくる、イッセイ。
「ちゃんと…わかってる…
イッセイだって…わかってる…」
ただ、必死に声を上げて…
イッセイのシャツの胸元にしがみつく。
熱に潤む泉に潜り込んだ…
長くて綺麗な指から繰り広げられる、初めての感覚に…
「ああっっっ…
ダメダメダメダメダメ…
やだ、いや、やめて」
しがみつく腕に力を込めて、首をぶんぶんと振る。
さすがに本気の抵抗だと気づいたイッセイが…
「どないしたん?」
額に張り付いた髪を梳き…
労るように、優しく見つめる。
イッセイと目が合う、ただそれだけで…
愛しい切なさが込み上げる。
「怖いの…」
「怖い?何がや?」
「何か…来そうなの…
快感に…飲み込まれてしまいそうなのが…怖いの…
でも…止められたら辛いの…」
涙目で気持ちを言葉にすれば…
驚いたように目を見開いていたイッセイの顔が、優しい微笑みへと変わり…
「俺に捕まっとき。
安心して、身を任せて大丈夫やから」
そう言って…
生まれて初めて見る、真っ白な世界まで…
私を運んで行った。