中指斬残、捌断ち儀
2005年~
(一)
毎年ごとに夏の気温が上がっている気がする。
年齢が二桁となった10歳の夏。小学四年生となった僕の夏休みは、今まで通り、特質したものなんかなかった。
春夏秋冬の家に来てから四年も経ち、五十鈴さんとの付き合いが三年続いた現在、僕の性格が固定化されていた。
身長はまったく伸びない子供のくせに、僕はよく周りに「大人っぽい」という印象を与えていた。
悪く言えば、ませガキだ。澄ましていて、みんなから一歩身を引いたような存在。
それに間違いなんかない、当たり前の結果だ。僕の孤立化というのは僕自身が行い、きちんと“そういった結果を出してくれていた”。