Affair
指を這わせたとたん、奈津は甘い声を出した。

俺の目の前には、小柄で華奢な体型にはあわない大きな胸だった。

Dカップだって言ってたな。

同時に、奈津の旦那がいつも胸を見たりさわったりしているのかと思うと、腹が立った。

さっきも、やらしい目で奈津を見たのかと思うと……ジョーダンじゃない。

奈津は、俺のものだ。

「――あっ!

律、人…」

奈津が大きく背中をしならせて、俺の名前を呼んだ。

俺の手は、奈津のショーツのヒモについていた。

「――外していい?」

さっさと外したかったけど、あえて焦らす作戦に出た。
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