Affair
そしたら、奈津は顔を真っ赤にした。

さっきまでの積極的な性格は、一体どこに行ったんだか。

「外さなきゃ、やめるよ?」

耳元でイジワルにささやいたら、
「――外し、て…」

小さな声で、奈津が言った。

その瞬間、俺はシュルリと、ショーツのヒモをほどいた。

「――律人…」

奈津が俺の名前を呼ぶ。

――ああ、もう我慢できない

そう思った俺の行動は、早かった。

「――律…!?」

突然のことに、奈津は驚いたらしかった。

「俺が、欲しかったんでしょ?」

形成逆転。

俺は奈津を自分の下に組み敷いた。
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