Affair
別に驚くことなんてねーのに。

「お前…マユミちゃんって、隣町のエリート校のマドンナだぞ?

顔よし、スタイルよし、気品よしの。

グラビアのナミちゃんそっくりでさ」

「だってさ、重いもん。

俺がバイトの女の子と世間話してるだけでもブチギレ。

だからさっさと別れてやった」

うんざりする俺とは対照的に、
「これだからチャラ男は…。

マジもったいねーんですけど」

ヒサシは呆れ顔だ。

「そりゃ彼女だから嫉妬するだろ?

嫉妬しないヤツがいるんだったら、ぜひとも親の顔とご対面したいくらいだわ」
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