Affair
「ひゃっ…!」

奈津の弱いところに指を這わせたとたん、奈津の躰が震えた。

「ここ?」

俺がそこを刺激してやると、ビクビクと、さらに奈津の躰が震えた。

「もうダメ…。

指だけじゃ、我慢できない…。

律人ォ…」

そうねだる奈津がかわいくて、ご褒美と言うように俺をあげた。

「――大丈夫?」

首を縦に振ってうなずいた奈津に、俺は額にキスを落とした。

「――律人…!」

「――奈津…!」

俺たちは、これ以上ないって言うくらいに甘く溶けあった。
< 92 / 200 >

この作品をシェア

pagetop