月と太陽の恋模様
「危ない!」
「仲道!」
「優!」
3人の慌てた声が聞こえた。
ドン……
私は落ちてしまった。
*
背中が温かい。何だか気持ちいい不思議な感覚がする……
目覚めると私はうつむせになって保健室のベッドの上にいた。
「あ、優……目、覚めたか?」
陽崎先生が私を心配そうに見つめていた。
「はい……あれ?
あんな高さから落ちた割には…痛くない?」
「月野が優を庇って下敷きになったからな。」
――――…え?