月と太陽の恋模様
「ぷっ……やっぱり植田は面白いね。」
「何笑ってんだよ…こっちは…「ありがとう、植田。とても感謝してるよ。」
身を挺して私を庇ってくれた月野先生。
必死に私を保健室まで運んでくれた陽崎先生。
私を心配し、年上のしかも異性の先輩に叱責してくれた植田。
私の胸は今、不規則的な鼓動が響いている。
私は確信した。
誰が好きなのか。
私が恋したのは誰なのか。
伝えなきゃ。
「陽崎先生、話があるんです。植田、先生と2人っきりにさせてくれない?」