月と太陽の恋模様


「月野先生って優と付き合ってるんですか?」




舞がドストレートに尋ねた。




「生徒があまりプライベートに興味を持つものではありませんよ。」




以前と同様サラリとかわす。
さすがは仮面男。あんな質問をされても一切の動揺はない。




「でも皆、噂してますよ?
最近先生、ますますカッコ良くなってるし…絶対彼女出来たって。」




「それがどうして仲道さんに繋がるのですか?」




「まぁ…色々と……」




陽崎先生のことは月野先生に話さないらしい。


その辺の線引きはしっかりしているみたいだ。




「唐金さん。」




先生が言った。
< 607 / 670 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop