月と太陽の恋模様
「ありがとう、仲道。凄く嬉しい。」
先生がそう言った顔は赤くなっていた。
私と同じ様に先生もドキドキしてくれているのだろうか?
「……仲道が俺を選んでくれたのが嬉しい。」
先生の言葉1つ1つに心臓が反応してしまう。
「俺にもあの時渡してくれても良かったのに…」
きっと陽崎先生に渡した時のことを言ってるんだろう。
「それは…「クラスの奴らには俺の気持ち、きっとバレてる。」
「それは……」
私は舞が言ったことだと思い出し、舞が先生と付き合っていると思った理由を話した。