月と太陽の恋模様
魅惑の先生
「産休なされた小野寺先生に代わってやって参りました。林道眞子(リンドウマコ)です。2年生の古典を担当します。」
春休み明け。
私はとうとう2年生になった。
全校集会の場でまさかの小野寺先生の産休のお知らせ。
私は文系に進んだため国語の授業数が当然増える。
…小野寺先生の授業楽しみにしていたんだけどな…
「やべーあのエロさは凄い。」
「色気ムンムン。」
「ラッキーだな、綺麗な先生だ!」
進学校の男子といえど、この手の考えは全国共通なようだ。